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経営法務難易度: 易

中小企業診断士 一問一答|経営法務 第237問

問題

債権者が債務者の財産を保全するため、債務者に代わって権利を行使できる制度を何というか?

選択肢

  1. 1債権者代位権
  2. 2詐害行為取消権
  3. 3相殺
  4. 4供託

正解

1. 債権者代位権

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解説

債権者代位権は、お金を貸している債権者が、債務者が持っている権利を債務者に代わって行使できる制度です。狙いは、債務者の財産(責任財産)が目減りするのを防ぎ、回収のあてを守ること。たとえば、AがBに貸金があるのに、Bは自分の取引先Cへの売掛金を取り立てようとせず放置しているとします。このままではBの財産が増えず、AはBから回収できません。そこでAが、Bに代わってCに対し売掛金を請求できる——これが債権者代位権の典型です。本来は他人(B)の権利を、債権者(A)が自分の債権を守るために代わって動かす、という点がミソです。 似た制度と区別しましょう。詐害行為取消権は、債務者がわざと財産を減らす行為(たとえば財産をタダ同然で他人に贈与する)をした場合に、それを取り消して財産を取り戻す制度。代位権が『使わない権利を代わりに使う』のに対し、取消権は『減らした行為を後から覆す』もので、向きが違います。相殺は、互いに同種の債権を持ち合うときに対当額で帳消しにする制度。供託は、弁済を受け取ってもらえない場合などに金銭等を法務局に預けて債務を免れる手続です。『債務者が動かさない権利を、債権者が代わって行使=債権者代位権』と核を押さえましょう。

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