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財務・会計難易度: 易

中小企業診断士 一問一答|財務・会計 第234問

問題

満期保有目的の債券(額面と異なる価額で取得し、その差額が金利の調整と認められるもの)の期末評価方法はどれか?

選択肢

  1. 1償却原価法
  2. 2時価評価
  3. 3取得原価
  4. 4低価法

正解

1. 償却原価法

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解説

満期保有目的の債券とは、満期が来るまで持ち続けて、約束された利息と額面金額を受け取るつもりで保有する債券のことです。この債券の期末評価には償却原価法を使います(額面どおりに取得した場合や、差額が金利の調整と認められない場合は取得原価のままです)。償却原価法とは、取得した価額と満期に受け取る額面金額との差額を、満期までの期間にわたって少しずつ均等に(または利息法で)配分していき、帳簿価額を額面に近づけていく方法です。 なぜ時価評価しないのかというと、満期まで売らずに持ち切る前提だからです。途中で売る気がないなら、日々の市場価格の変動で評価益・評価損を出しても意味がありません。それよりも、たとえば額面100円の債券を95円で買った場合、満期には100円で償還されるので、その差額の5円分を保有期間にわたって毎期少しずつ利息のように収益として認識し、帳簿価額を95円から徐々に100円へ近づけていくほうが、実態に合った損益計算になります。 他の有価証券の評価方法と区別しましょう。売買目的有価証券は短期売買が前提なので時価評価し、評価差額は当期の損益とします。その他有価証券も時価評価しますが評価差額は純資産に直接計上します。低価法は原価と時価の低いほうで評価する棚卸資産などの方法です。『満期保有目的の債券=償却原価法』というのは頻出論点なので確実に押さえておきましょう。

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