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経済学・経済政策難易度: 易

中小企業診断士 一問一答|経済学・経済政策 第245問

問題

ある行動の便益を、その行動によって諦めた最善の選択肢の価値で測ったものを何というか?

選択肢

  1. 1機会費用
  2. 2埋没費用
  3. 3限界費用
  4. 4取引費用

正解

1. 機会費用

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解説

ある選択をしたとき、その代わりに諦めた「次善の(最善の)選択肢」から得られたはずの価値——これが機会費用です。お金として実際に支払った額だけでなく、「それをしなかったら得られたもの」まで含めて費用と考えるのが、経済学的なコストの捉え方です。 大学進学を例にすると一気に腹に落ちます。進学の費用というと学費や教科書代を思い浮かべますが、経済学ではそれだけでは足りません。もし進学せずに働いていたら稼げたはずの給料(たとえば4年間で数百万円)も、進学を選んだことで諦めた価値なので機会費用に含まれます。だから進学の本当のコストは「学費+稼ぎ損ねた給料」。同じように、ある時間を勉強に使えば、その時間で遊んだり別の仕事をしたりできたはずの価値が機会費用になります。希少な資源(時間・お金)は何かに使えば他に使えなくなるからこそ、この「諦めたものの価値」がコストとして効いてくるのです。 紛らわしい用語を区別しましょう。埋没費用(サンクコスト)はすでに支払って取り戻せない費用で、合理的な意思決定では無視すべきもの(機会費用とは逆に「考慮してはいけない」費用)。限界費用は追加1単位にかかる費用、取引費用は取引そのものに伴うコスト(交渉・契約など)です。『諦めた最善の選択肢の価値』を表すのが機会費用です。

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