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経済学・経済政策難易度: 易

中小企業診断士 一問一答|経済学・経済政策 第250問

問題

各企業が他社の生産量を所与として利潤最大化を図る寡占モデルを何というか?

選択肢

  1. 1クールノー・モデル
  2. 2ベルトラン・モデル
  3. 3シュタッケルベルク・モデル
  4. 4屈折需要曲線モデル

正解

1. クールノー・モデル

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解説

寡占市場で、各企業が「ライバルの生産量はこのまま変わらない」と仮定したうえで、自社の利潤が最大になる生産量を決める、という枠組みのモデルがクールノー・モデルです。競争の道具が「生産量(数量)」である点が特徴で、数量競争の最も基本的なモデルとされます。 仕組みを2社のケースで。A社は「B社の生産量はこれくらいだろう」と予想し、それを前提に自社の最適な生産量を決めます。同じくB社もA社の生産量を所与として自社の最適量を決めます。お互いの予想と行動が噛み合って、もう誰も生産量を変える動機がなくなった状態がクールノー均衡(ナッシュ均衡の一種)です。結果として、生産量は完全競争より少なく独占より多い、価格は両者の中間あたりに落ち着きます。企業数が増えていくと、だんだん完全競争の結果に近づいていく、というのも重要な性質です。 他の寡占モデルとの違いを整理しましょう。ベルトラン・モデルは競争の道具が「価格」(価格競争)で、同質財なら価格が限界費用まで下がり完全競争に近い結果になる点がクールノーと対照的です。シュタッケルベルク・モデルは数量競争だが、先に動く先導者と後から動く追随者という「手番(順番)」がある非対称なモデル。屈折需要曲線モデルは価格硬直性を説明するモデルです。『各社が相手の生産量を所与として利潤最大化する数量競争』はクールノー・モデルです。

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