問題
選択肢
- 1WACC
- 2ROE
- 3配当利回り
- 4国債利回り
正解
1. WACC
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解説
DCF法(割引キャッシュフロー法)で企業価値を評価するときは、その会社が将来生み出すフリーキャッシュフロー(FCF)をWACC(加重平均資本コスト)で割り引きます。将来稼ぐお金を今の価値に直すために割引率が必要になりますが、その割引率としてWACCを使うのがDCF法の基本です。 なぜWACCで割り引くのかを考えてみましょう。FCFは、株主にも債権者にも分配できる、会社全体が自由に使えるキャッシュです。一方WACCは、その会社が株主資本と他人資本の両方を合わせて、平均的に何%のコストで資金を調達しているかを示す率です。つまり「会社全体のキャッシュ」を「会社全体の資金コスト」で割り引くという、分子と分母の対象がきちんと対応している関係になります。たとえば毎年のFCFをWACC(仮に8%)で現在価値に割り引いて全部足し合わせれば、その会社の事業価値(企業価値)が求まります。これがDCF法で、企業価値評価の最も基本的で理論的な手法とされています。 他の選択肢を割引率に使うのは誤りです。ROEは株主のもうけの割合を示す結果指標で割引率ではありません。配当利回りは株価に対する配当の割合、国債利回りは無リスク金利で、これらは会社全体の資金調達コストを表していません。『FCFをWACCで割り引く=DCF法による企業価値』と押さえましょう。
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