問題
選択肢
- 1自然独占
- 2完全競争
- 3独占的競争
- 4寡占
正解
1. 自然独占
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解説
「会社の規模が大きくなるほど、製品1個あたりのコスト(平均費用AC)がどこまでも下がり続ける」——そんな産業では、たくさんの会社が分け合うより1社にまかせたほうが安く供給できます。この状態が「自然独占」です。 典型は電力・ガス・水道・鉄道。線路や送電網、ガス管といった巨額の設備(固定費)が最初に必要で、いったん作ってしまえば利用者が増えるほど一人あたりの設備負担が薄まり、ACが下がっていきます。もし同じ地域に電力会社が3社あって、それぞれ別々に電柱や送電線を引いたら、設備が三重に重なって全体のコストはかえって跳ね上がる。だから「自然と」1社に集約されるのが効率的、という意味で自然独占と呼ばれます。 ただし1社独占を放っておくと、独占の弊害として価格をつり上げられる恐れがある。そこで政府が料金認可などで規制するのが現実です。混同しやすい言葉として、完全競争は無数の小さな企業が同質財を売り誰も価格を動かせない市場、寡占は少数の有力企業が競う市場、独占的競争は多数の企業が少しずつ違う商品(差別化)で競う市場。自然独占は「規模が大きいほど安い→1社が効率的」という費用構造そのものを指す点が決定的に違います。
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