問題
選択肢
- 1財政政策
- 2金融政策
- 3両方とも有効
- 4両方とも無効
正解
1. 財政政策
詳しい解説を見る解説を閉じる
解説
景気を立て直す道具は大きく金融政策(中央銀行が金利やお金の量を操作)と財政政策(政府が支出や減税で需要を作る)の2つ。ところが、この金融政策がまったく効かなくなる特殊な状況があります。それが「流動性の罠」です。 IS-LM分析でいうと、金利がもうこれ以上下がらない下限(ほぼゼロ)まで来てしまい、LM曲線が水平になった状態。中央銀行がいくらお金を刷って供給しても、人々は「これ以上金利は下がらない=債券はもう値上がりしない」と考え、増えたお金をただ手元に抱え込んでしまう。金利が動かないので投資も増えず、金融緩和の効果が出口を失います。だから金融政策は無効。 一方、こういうときこそ財政政策の出番。政府が直接お金を使えば(公共事業や給付)、金利を押し上げて民間投資を締め出す心配(クラウディングアウト)もこの局面ではほぼ起きず、IS曲線の右シフトがそのまま所得増につながります。要するに「金利の底=金融はお手上げ、財政が主役」。バブル崩壊後の日本やリーマン後の各国がまさにこの状況に陥った、と説明される典型ケースです。
中小企業診断士トップ
一問一答・予想問題・まとめノート