診断士に戻る
経済学・経済政策難易度: 易

中小企業診断士 一問一答|経済学・経済政策 第265問

問題

環境汚染を減らすために企業間で排出権を売買できる制度を何というか?

選択肢

  1. 1排出権取引
  2. 2ピグー税
  3. 3直接規制
  4. 4補助金

正解

1. 排出権取引

詳しい解説を見る

解説

工場の煙や排ガスのような汚染(負の外部性)を、市場の仕組みを使って減らそうという制度が「排出権取引(キャップ・アンド・トレード)」です。やり方はこう。まず社会全体で出してよい総量に上限(キャップ)を決め、それを排出枠として企業に割り当てる。そして各社が余った枠を売ったり、足りない分を買ったりできるようにします(トレード)。 うまみは「いちばん安く減らせる企業から減らす」が自然に起きること。たとえば、削減コストが安い会社は設備を改善して枠を余らせ、それを高く売る。削減コストが高い会社は無理に減らさず枠を買う。結果、社会全体では最小の費用で目標削減量を達成できます。汚染という外部費用に「価格」がつくことで、企業が自発的に減らす動機を持つわけです。 似た政策と比べましょう。ピグー税は汚染1単位あたりに課税して外部費用を価格に上乗せする方法(価格を政府が決め、量は市場が決まる)。排出権取引はその逆で、量(総枠)を政府が決め、価格は市場の取引で決まるのが対照的です。直接規制は「この設備を使え」「この基準を守れ」と一律に命じるやり方で、企業ごとのコスト差を活かせないため非効率になりがち。補助金は減らした企業にお金を出す方法。排出権取引は「総量を固定し、枠の売買で費用効率よく外部性を内部化する市場メカニズム」と覚えてください。

中小企業診断士トップ

一問一答・予想問題・まとめノート

経済学・経済政策の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格では中小企業診断士の全7097問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。中小企業診断士は7科目すべてで6割を取る戦略が王道です。