問題
選択肢
- 1排出権取引
- 2ピグー税
- 3直接規制
- 4補助金
正解
1. 排出権取引
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解説
工場の煙や排ガスのような汚染(負の外部性)を、市場の仕組みを使って減らそうという制度が「排出権取引(キャップ・アンド・トレード)」です。やり方はこう。まず社会全体で出してよい総量に上限(キャップ)を決め、それを排出枠として企業に割り当てる。そして各社が余った枠を売ったり、足りない分を買ったりできるようにします(トレード)。 うまみは「いちばん安く減らせる企業から減らす」が自然に起きること。たとえば、削減コストが安い会社は設備を改善して枠を余らせ、それを高く売る。削減コストが高い会社は無理に減らさず枠を買う。結果、社会全体では最小の費用で目標削減量を達成できます。汚染という外部費用に「価格」がつくことで、企業が自発的に減らす動機を持つわけです。 似た政策と比べましょう。ピグー税は汚染1単位あたりに課税して外部費用を価格に上乗せする方法(価格を政府が決め、量は市場が決まる)。排出権取引はその逆で、量(総枠)を政府が決め、価格は市場の取引で決まるのが対照的です。直接規制は「この設備を使え」「この基準を守れ」と一律に命じるやり方で、企業ごとのコスト差を活かせないため非効率になりがち。補助金は減らした企業にお金を出す方法。排出権取引は「総量を固定し、枠の売買で費用効率よく外部性を内部化する市場メカニズム」と覚えてください。
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