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経済学・経済政策難易度:

中小企業診断士 一問一答経済学・経済政策 第286問

問題

完全雇用のもとでも存在する、転職活動中などの失業を何というか?

選択肢

  1. 1摩擦的失業
  2. 2構造的失業
  3. 3循環的失業
  4. 4非自発的失業

正解

1. 摩擦的失業

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解説

「景気が悪いから職がない」のではなく、より良い仕事を探して動いている途中だから一時的に職に就いていない——こういう失業を「摩擦的失業」といいます。求人と求職のマッチングに時間がかかることから生じる、いわば前向きな失業です。 たとえば、今の会社を辞めて自分に合う転職先を探している人、卒業後に初めての就職活動をしている人。仕事自体は世の中にあるのに、自分に合うものを見つけてマッチするまでの「探す時間」のあいだ、統計上は失業者にカウントされます。だから景気が絶好調で完全雇用に近い状態でも、摩擦的失業は必ず一定数残ります。情報収集や条件交渉に時間がかかる以上、ゼロにはできないのです。 この摩擦的失業と構造的失業を合わせたものが、自然失業率(景気変動とは関係なく常に存在する失業率)の中身です。他の失業と区別しましょう。構造的失業は、産業構造の変化やスキルのミスマッチが原因で、求人はあるのに求職者の技能・地域が合わず職に就けない、より根深い失業(例:衰退産業の労働者が成長産業で求められる技能を持たない)。循環的失業は景気の落ち込み(需要不足)で生じる失業で、好況になれば解消します。非自発的失業は本人が今の賃金で働きたいのに職がない失業全般を指す概念。「探している途中=摩擦的、技能や地域のミスマッチ=構造的、不況による需要不足=循環的」と整理して覚えましょう。

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