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経済学・経済政策難易度:

中小企業診断士 一問一答経済学・経済政策 第287問

問題

寡占市場における企業間の協調行動を何というか?

選択肢

  1. 1カルテル(共謀)
  2. 2合併
  3. 3分社化
  4. 4アウトソーシング

正解

1. カルテル(共謀)

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解説

少数の有力企業が市場を分け合う寡占市場で、本来は競争すべき企業同士が、裏で手を結んで価格や生産量をそろえる協調行動を「カルテル(共謀)」といいます。 仕組みはこう。競争すれば値下げ合戦で互いの利益が削られてしまう。そこで企業同士が「価格はこの水準以上にしよう」「生産量はそれぞれこれだけに抑えよう」と取り決め、まるで一つの独占企業のように振る舞うことで、全体の利益を高く保とうとします。消費者から見れば、本来下がるはずの価格が高止まりし、選択肢も狭まるので不利益そのもの。だから日本では独占禁止法(不当な取引制限)で固く禁止され、課徴金や刑事罰の対象になります。 もっとも、カルテルは内部から崩れやすいという性質も持ちます。取り決めを守れば全員そこそこ儲かるけれど、誰か一人がこっそり安く売って抜け駆けすれば、その企業だけが大きくシェアを伸ばせる。だから各社に裏切りの誘惑(囚人のジレンマ的な構造)が働き、協調は不安定になりがちです。混同しやすい言葉と区別すると、合併は複数企業が法的に一つの会社になること、分社化は逆に事業を別会社に切り出すこと、アウトソーシングは業務を外部に委託すること。いずれも企業組織の話で、「価格や生産量を申し合わせて競争を制限する」カルテルとは性質が異なります。

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