問題
MM理論(モジリアーニ・ミラーの定理)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1法人税を考慮しない完全市場では、資本構成は企業価値に影響しない。
- 2法人税を考慮した場合、負債が多いほど企業価値は低下する。
- 3MM理論は、情報の非対称性が存在する市場を前提としている。
- 4MM理論によれば、配当政策は常に企業価値に影響する。
正解
1. 法人税を考慮しない完全市場では、資本構成は企業価値に影響しない。
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解説
MM理論の第1命題は、法人税が存在しない完全資本市場では、企業の資本構成(負債と自己資本の比率)は企業価値に影響しないというものです(資本構成の無関連命題)。これは、企業全体のキャッシュ・フローが同じであれば、その分配方法(負債への利払いと株主への配当)を変えても、全体の価値は変わらないという考え方です。イは逆で、法人税を考慮した修正MM理論では、負債の利息に税務上の節税効果(タックスシールド)があるため、負債が多いほど企業価値は増加するとされます。ウは誤りで、MM理論は完全市場(取引コスト・税金・情報の非対称性がない)を前提としています。エは誤りで、完全市場の下では配当政策も企業価値に影響しません(配当無関連命題)。
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