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中小企業経営・政策難易度: 標準

中小企業診断士 一問一答|中小企業経営・政策 第324問

問題

中小企業における「ABL(動産・売掛金担保融資)」とは何か?

選択肢

  1. 1在庫や売掛金を担保にした融資
  2. 2不動産担保のみの融資
  3. 3無担保融資
  4. 4出資による資金調達

正解

1. 在庫や売掛金を担保にした融資

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解説

ABLは、英語のAsset Based Lendingの略で、動産・売掛金担保融資とも呼ばれ、在庫や売掛金といった事業に必要な資産を担保にして融資を受ける手法です。日本の中小企業向け融資は長らく土地や建物などの不動産担保や経営者の個人保証に頼ってきましたが、不動産を持たない企業はそれだけで資金調達が難しくなりがちでした。そこで、商品在庫や原材料、取引先に対する売掛金など、事業活動の中で日々動いている資産に着目し、それを担保として活用できるようにしたのがABLです。たとえば、不動産は持たないが豊富な在庫や安定した売掛金を抱える卸売業者が、それらを担保に運転資金を借りる、といった使い方ができます。会社の「事業そのものの価値」を担保化する発想です。ここで区別すべきは他の調達手段との違いです。ABLは不動産担保だけに頼る融資ではなく、まったく担保を取らない無担保融資でもありません。また、株式の発行などで返済不要の資金を集める出資とも異なります。あくまで在庫などの動産や売掛金などの債権を担保にした融資である、という点を押さえましょう。

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