問題
選択肢
- 1個々の企業と消費者
- 2政府のみ
- 3独占企業
- 4カルテル参加企業
正解
1. 個々の企業と消費者
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解説
完全競争市場では、市場で決まった価格をそのまま受け入れて行動する主体をプライステイカー(価格受容者)と呼びます。誰がこれにあたるかというと、市場に参加している個々の企業と消費者です。一社一社、一人ひとりの取引量は、市場全体の規模に比べてあまりにも小さいため、自分が多少売り買いを増減させても市場価格を動かすことはできません。だから「価格は所与(与えられたもの)」として、その価格のもとで自分にとって最適な数量だけを決めるしかないのです。 たとえば、無数の農家が同じ規格の野菜を出荷している市場を想像してください。一軒の農家が出荷量を倍にしても、市場全体から見れば誤差程度なので価格はびくともしません。だから各農家は市場価格を見て、その価格で売れるだけ売る、という行動をとります。これがプライステイカーの姿です。対照的に、独占企業は市場で唯一の売り手なので自ら価格を設定でき、こちらはプライスメイカー(価格設定者)です。カルテルに参加する企業も、申し合わせて価格を操作しようとする点でプライステイカーではありません。政府は市場価格を受け入れて取引する一般の経済主体とは立場が異なります。完全競争の「無数の小さな参加者」という前提こそが、全員をプライステイカーにする鍵です。
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