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財務・会計難易度:

中小企業診断士 一問一答財務・会計 第345問

問題

CAPMの公式として正しいものはどれか?

選択肢

  1. 1E(r)=rf+β×(rm−rf)
  2. 2E(r)=rf×β+rm
  3. 3E(r)=rf+rm÷β
  4. 4E(r)=β×rm−rf

正解

1. E(r)=rf+β×(rm−rf)

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解説

CAPM(資本資産評価モデル)の公式として正しいのは、E(r)=rf+β×(rm−rf)です。これが正解です。記号の意味は、E(r)が期待収益率、rfが無リスク利子率、rmが市場全体の期待収益率、βがその資産の市場感応度です。 式の意味を分解すると腹に落ちます。まず投資家は、絶対に損しない安全な運用でも最低限rf(国債の利回りのような無リスク利子率)は得られます。しかしリスクを取って株式などに投資するなら、それに見合う上乗せのリターンを要求します。その上乗せ分が後半のβ×(rm−rf)です。 ここでrm−rfは市場リスクプレミアムと呼ばれ、市場全体に投資したときに無リスクより余計にもらえるご褒美の大きさを表します。そしてβ(ベータ)は、その個別資産が市場全体の動きにどれだけ敏感に反応するかを示す係数です。β=1なら市場と同じ値動き、β=2なら市場が10%動くとこの資産は20%動く、という具合です。 したがって、βが大きい(市場の変動に振り回されやすい)資産ほどリスクが高く、その分だけ要求される期待収益率も高くなります。これがハイリスク・ハイリターンを数式で表したものです。たとえばrf=1%、rm−rf=5%、β=1.2なら、E(r)=1%+1.2×5%=7%となります。 他の選択肢はβの掛け方や項の組み方が誤っており、無リスク利子率にリスクプレミアムをβ倍して足す、という構造になっていません。

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