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経済学・経済政策難易度:

中小企業診断士 一問一答経済学・経済政策 第344問

問題

LM曲線が垂直の場合(古典派のケース)、有効な政策はどちらか?

選択肢

  1. 1金融政策
  2. 2財政政策
  3. 3両方有効
  4. 4両方無効

正解

1. 金融政策

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解説

LM曲線が垂直になるのは、貨幣需要がまったく利子率に反応しない古典派のケースです。このとき、財政政策と金融政策のどちらが効くかというと、金融政策が有効になります。理由を順に追ってみましょう。LM曲線が垂直ということは、貨幣市場の均衡を保つ所得(GDP)が利子率に関係なく一定に固定されている、ということを意味します。 ここで政府が財政支出を増やしてIS曲線を右にシフトさせても、垂直なLM曲線の上では所得は増えません。代わりに利子率だけが上昇し、その金利上昇が民間投資をちょうど同じだけ押しのけてしまいます。これが完全なクラウディングアウトで、政府が使った分だけ民間投資が減るため、差し引きで所得はまったく増えず財政政策は無効になります。一方、金融政策で貨幣供給を増やせば、垂直なLM曲線そのものが右へシフトし、利子率が下がって投資が増え、所得が拡大します。だから垂直LMの世界では金融政策が効く、という結論になります。これは物価を固定して考える標準的なIS-LM分析で「古典派のケース」と呼ばれる結果です。なお古典派本来の考え方では、貨幣量の変化は長期的には物価だけを動かし実物面には影響しない(貨幣の中立性)とされる点は区別しておきましょう。逆に、LM曲線が水平になる流動性の罠では財政政策が有効で金融政策が無効になり、ちょうど正反対の関係になる点もあわせて押さえておきましょう。

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