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経済学・経済政策難易度:

中小企業診断士 一問一答経済学・経済政策 第348問

問題

多数の企業、同質の財、自由な参入退出を特徴とする市場を何というか?

選択肢

  1. 1完全競争市場
  2. 2独占的競争市場
  3. 3寡占市場
  4. 4独占市場

正解

1. 完全競争市場

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解説

「無数の売り手と買い手がいる」「みんなが同じ品質の財(同質の財)を扱う」「誰でも自由に市場に入ったり出たりできる(自由な参入退出)」、この特徴をもつ理想的な市場が完全競争市場です。教科書では効率性の基準点として最初に学ぶ、最も競争が徹底した市場構造です。 完全競争が成立するには、一般に四つの条件が挙げられます。第一に多数の売り手と買い手がいること。一人ひとりの取引量が市場全体に比べて微小なので、誰も価格を操作できずプライステイカーになります。第二に財が同質であること。どこで買っても同じなので価格競争だけが意味を持ちます。第三に参入・退出が自由であること。儲かれば新規参入、損すれば退出が起き、長期的に超過利潤がゼロになります。第四に完全情報、つまり全員が価格や品質を正確に把握していること。これら四条件がそろうことで資源配分が最も効率的になり、価格=限界費用が成立します。対照的に、似た商品を差別化して売る多数の企業の市場が独占的競争、少数の大企業が支配するのが寡占、一社だけが供給するのが独占で、完全競争はこれらと並ぶ市場構造の一類型です。現実にこの四条件を完璧に満たす市場はまれですが、分析の出発点として重要な理論モデルです。

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