診断士に戻る
経済学・経済政策難易度:

中小企業診断士 一問一答経済学・経済政策 第349問

問題

公共財の最適供給量の条件として、各個人の限界便益の合計が限界費用に等しいことを示す条件を何というか?

選択肢

  1. 1サミュエルソン条件
  2. 2パレート条件
  3. 3ナッシュ条件
  4. 4ラムゼイ条件

正解

1. サミュエルソン条件

詳しい解説を見る

解説

公園や国防のような公共財を、社会にとって最適な量だけ供給するための条件を示したのがサミュエルソン条件です。中身は「各個人の限界便益を全員ぶん合計した値が、その公共財を1単位供給する限界費用に等しくなる点が最適」というものです。式のイメージで言えば、限界便益の和=限界費用となる供給量が望ましい、ということになります。 なぜ各人の便益を足し合わせるのでしょうか。それは公共財が非競合的だからです。私的財(たとえばリンゴ)は一人が食べれば他の人は食べられないので、最適条件では各人の限界便益がそれぞれ価格(限界費用)に等しくなります。ところが公共財は、一つの花火を打ち上げれば大勢が同時に同じ便益を受けられます。同じ1単位を全員が一斉に享受するので、社会にとっての価値はその1単位から全員が得る便益の合計になります。だから各人の限界便益を縦に足し合わせ(垂直に集計し)、その合計が限界費用と等しくなる点が社会的に最適な供給量になるのです。私的財では需要を水平に足すのに対し、公共財では便益を垂直に足す、という違いがサミュエルソン条件の核心です。混同しやすいパレート条件は資源配分の効率性一般の条件、ナッシュ条件はゲーム理論の均衡概念、ラムゼイ条件は最適課税に関する条件で、いずれも公共財の最適供給を示すサミュエルソン条件とは別の概念です。

中小企業診断士トップ

一問一答・予想問題・まとめノート

経済学・経済政策の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格では中小企業診断士の全7097問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。中小企業診断士は7科目すべてで6割を取る戦略が王道です。