問題
ABC(活動基準原価計算)に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
選択肢
- 1ABCでは、コスト・ドライバー(原価作用因)を用いて間接費を製品に配賦する。
- 2ABCは、製造間接費の比率が高い企業で特に有効である。
- 3ABCでは、すべての間接費を単一の配賦基準で配賦する。
- 4ABCは、製品の多様化に伴い間接費の配賦がより重要となったことを背景に発展した。
正解
3. ABCでは、すべての間接費を単一の配賦基準で配賦する。
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解説
ウが不適切です。ABCの最大の特徴は、活動(アクティビティ)ごとに適切なコスト・ドライバー(原価作用因)を設定し、複数の配賦基準を用いて間接費を配賦する点にあります。伝統的な原価計算が直接作業時間などの単一基準で間接費を配賦するのに対し、ABCでは「段取り回数」「検査回数」「注文処理回数」など活動に応じた多様な基準を使用します。アは正しく、コスト・ドライバーはABCの中核概念です。イも正しく、製造間接費の比率が高い企業では、配賦方法の精度が製品原価に大きく影響するため、ABCが特に有効です。エも正しく、多品種少量生産の拡大により、伝統的な配賦方法では製品原価が歪む問題が顕在化し、ABCが発展しました。
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