問題
WACC(加重平均資本コスト)の計算に関して、以下のデータから求められるWACCとして最も適切なものはどれか。自己資本4,000万円、負債6,000万円、自己資本コスト10%、負債コスト4%、法人税率30%。
選択肢
- 15.08%
- 25.68%
- 36.40%
- 47.60%
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正解
2. 5.68%
解説
WACC=自己資本比率×自己資本コスト+負債比率×負債コスト×(1−法人税率)で計算されます。総資本=4,000万円+6,000万円=10,000万円。自己資本比率=4,000÷10,000=0.4、負債比率=6,000÷10,000=0.6。WACC=0.4×10%+0.6×4%×(1−0.3)=4.0%+0.6×4%×0.7=4.0%+1.68%=5.68%。負債コストに(1−法人税率)を乗じるのは、支払利息が税務上の損金となり、節税効果(タックスシールド)が生じるためです。この節税効果により、実質的な負債コストは表面上の利率より低くなります。ウは節税効果を考慮していない場合(0.4×10%+0.6×4%=6.4%)の値です。WACCは投資の割引率やハードルレートとして、企業の投資判断に広く活用されています。