診断士に戻る
経済学・経済政策難易度:

中小企業診断士 一問一答経済学・経済政策 第367問

問題

技術進歩をモデルの内部で説明する成長理論を何というか?

選択肢

  1. 1内生的成長理論
  2. 2新古典派成長理論
  3. 3ケインズ成長理論
  4. 4実物的景気循環理論

正解

1. 内生的成長理論

詳しい解説を見る

解説

経済成長の原動力である技術進歩を、モデルの“外から与えられるもの”ではなく、“モデルの内側の仕組みから生まれるもの”として説明する成長理論を「内生的成長理論」といいます。1980年代にローマーやルーカスらが発展させました。 なぜこれが画期的だったか。従来の新古典派のソロー・モデルでは、長期の成長を支える技術進歩は『天から降ってくる外生変数』として扱われ、なぜ技術が進むのかは説明できませんでした。内生的成長理論は、企業のR&D(研究開発)投資、教育による人的資本の蓄積、知識の波及(スピルオーバー)といった経済主体の意思決定そのものが技術進歩を生む、と内部化したのです。だから補助金や教育投資といった政策が長期成長率を高めうる、という政策含意も持ちます。 対比される「新古典派成長理論(ソロー・モデル)」は技術進歩を外生とし、定常状態では1人あたり成長が止まると結論づけます。「ケインズ成長理論(ハロッド=ドーマー・モデル)」は需要面から不安定な成長経路を描く理論、「実物的景気循環理論(RBC)」は技術ショックで景気変動を説明する理論で、いずれも“技術進歩を内生化する”という内生的成長理論の核心とは目的が異なります。

中小企業診断士トップ

一問一答・予想問題・まとめノート

経済学・経済政策の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格では中小企業診断士の全7097問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。中小企業診断士は7科目すべてで6割を取る戦略が王道です。