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経済学・経済政策難易度: 易

中小企業診断士 一問一答|経済学・経済政策 第221問

問題

企業が操業を停止すべき短期の条件はどれか?

選択肢

  1. 1価格<平均可変費用の最小値
  2. 2価格<平均費用
  3. 3価格<限界費用
  4. 4利潤がゼロ

正解

1. 価格<平均可変費用の最小値

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解説

企業が「もう作るのをやめた方がマシ」と判断する短期の境目が操業停止点で、その条件は価格<平均可変費用(AVC)の最小値です。つまり、売値が変動費すら賄えない水準まで落ちたら、操業を止めるべきだということです。 なぜ「平均費用」ではなく「平均可変費用」が基準なのかが最重要ポイントです。短期には、工場の家賃や機械のリース料など、生産をやめても払い続けなければならない固定費があります。これは作っても作らなくても出ていくお金(埋没費用に近い)なので、操業を続けるか否かの判断材料にはなりません。判断すべきは、操業によって新たに発生する変動費(材料費・燃料費など)を、売上で回収できるかどうか。価格がAVCを上回っていれば、変動費を回収したうえで固定費の一部でも穴埋めできるので操業した方がマシ。逆に価格がAVCの最小値すら下回ると、作るほど変動費の損が膨らむので、操業を止めて固定費の損失だけに留めた方が傷が浅い、というわけです。 他の選択肢との違い。価格<平均費用(AC)になるのは赤字(損益分岐点を下回る)ですが、AVCは上回っていれば操業は続けるべきで、即停止ではありません。価格=MCは利潤最大化のための供給量決定の条件、利潤ゼロは損益分岐点の話。『変動費すら回収できない=AVC最小値を下回る』のが操業停止点です。

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