診断士に戻る
経済学・経済政策難易度:

中小企業診断士 一問一答経済学・経済政策 第377問

問題

IS曲線が垂直の場合、財政政策と金融政策のどちらが有効か?

選択肢

  1. 1財政政策が有効、金融政策は無効
  2. 2金融政策が有効、財政政策は無効
  3. 3両方有効
  4. 4両方無効

正解

1. 財政政策が有効、金融政策は無効

詳しい解説を見る

解説

IS-LM分析で、IS曲線が垂直になっている場合は『財政政策が有効で、金融政策は無効』になります。これが結論です。 IS曲線が垂直になるのは、投資が利子率に全く反応しない状態を意味します。ふつう金利が下がれば企業は借りて投資を増やしますが、何らかの理由で投資が金利に無反応だと、いくら金利を動かしても投資(=総需要)が変わりません。そこで金融政策の出番を考えると——金融緩和でLM曲線を右にずらして利子率を下げても、投資が反応しないので生産・所得は増えない。つまり金融政策が空振りに終わります。 一方、財政政策はこのとき満額で効きます。政府支出の増加はIS曲線を右にシフトさせますが、垂直なISが平行移動すると、利子率がどう動こうと所得はシフト幅そのまま増えます。通常なら財政拡大は金利を押し上げ民間投資を締め出す『クラウディングアウト』で効果が削がれますが、投資が金利に無反応なIS垂直の世界ではクラウディングアウトが起きず、財政政策がフルに効くのです。曲線の形と政策の効き方の対応(IS垂直=財政有効・金融無効、対照的にLM水平=流動性のわなでも財政有効・金融無効)はIS-LMの頻出論点です。

中小企業診断士トップ

一問一答・予想問題・まとめノート

経済学・経済政策の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格では中小企業診断士の全7097問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。中小企業診断士は7科目すべてで6割を取る戦略が王道です。