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財務・会計難易度:

中小企業診断士 一問一答財務・会計 第379問

問題

活動基準原価計算(ABC)とは何か?

選択肢

  1. 1活動(アクティビティ)を基準にして間接費を配賦する方法
  2. 2作業時間を基準にする方法
  3. 3材料費を基準にする方法
  4. 4売上高を基準にする方法

正解

1. 活動(アクティビティ)を基準にして間接費を配賦する方法

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解説

ABC(活動基準原価計算、Activity-Based Costing)とは、「活動(アクティビティ)」を基準にして間接費を製品に割り振る原価計算の方法です。従来の原価計算では、工場の電気代や減価償却費といった間接費を、作業時間や機械稼働時間など単一のざっくりした基準でまとめて配賦していました。しかしこれだと、実際にはあまり手間のかかっていない製品に過大なコストが乗ったり、逆に手間のかかる製品のコストが過小評価されたりして、製品ごとの本当の採算が見えにくくなります。そこでABCは、「段取り替え」「検査」「出荷」「受注処理」といった具体的な活動ごとにコストをいったん集計します。そして、各製品がそれぞれの活動をどれだけ消費したか(たとえば段取り替えを何回したか、検査を何回受けたか)に応じて、より実態に近い形で間接費を配賦していくのです。活動を仲立ちにすることで、コストの発生原因と製品の結びつきが正確になる、というのがABCの肝です。この方法が特に効果を発揮するのは、製造間接費の割合が大きく、製品の種類が多くて多品種少量生産を行っている企業です。間接費が大きいほど、その配分の精度が製品原価の正確さを左右するからです。選択肢にある「作業時間を基準」「材料費を基準」「売上高を基準」は、いずれも従来型の単純な配賦基準であり、活動を軸にするABCの特徴とは異なります。

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