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企業経営理論難易度:

中小企業診断士 一問一答企業経営理論 第390問

問題

新技術・新製品が初期市場から主流市場に移行する際の溝を何というか?

選択肢

  1. 1キャズム
  2. 2デスバレー
  3. 3不連続点
  4. 4ティッピングポイント

正解

1. キャズム

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解説

キャズムとは、新しい技術や製品が普及していく過程で、初期に飛びつく少数の市場から、大衆である主流市場へ移ろうとするときに立ちはだかる、大きな「溝(断絶)」のことです。ムーアが提唱した概念で、ここを越えられず消えていく商品が数多くあります。 普及理論の五つの層のうち、初めに採用するイノベーターとアーリーアダプターは、目新しさや先進性そのものに価値を感じて買ってくれます。しかしその次に来るアーリーマジョリティ(多数派の前半)は、慎重で実利を重んじ、「みんなが使って実績があるか」「自分の役に立つか」を見てから採用します。両者の購買動機が根本的に違うため、先進層に売れた勢いがそのまま大衆に届かず、ここに深い溝=キャズムが生まれます。これを越えるには、特定の用途で確かな実績を示し、安心して使える完成度を整えることが鍵になります。 似た用語と区別しましょう。デスバレー(死の谷)は研究開発から事業化までの資金繰りが厳しい段階を指す言葉、不連続点は技術のS字カーブで新技術が旧技術を性能で追い越す点で、いずれも普及上の溝とは意味が違います。ティッピングポイントは、ある現象が一気に爆発的に広がり始める転換点で、むしろ溝を越えて普及が加速する局面を指します。

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