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財務・会計難易度:

中小企業診断士 一問一答財務・会計 第385問

問題

発生主義の原則とは何か?

選択肢

  1. 1現金の収支に関わらず、経済的事象の発生に基づいて費用・収益を認識すること
  2. 2現金を受け取った時に収益を認識すること
  3. 3現金を支払った時に費用を認識すること
  4. 4費用と収益を同時に認識すること

正解

1. 現金の収支に関わらず、経済的事象の発生に基づいて費用・収益を認識すること

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解説

「発生主義の原則」とは、現金が実際に動いたかどうかに関わらず、経済的な事実(取引やサービスの提供)が発生した時点で、費用や収益を認識・計上するという考え方です。ポイントは「お金の出入り」ではなく「経済活動が起きたかどうか」で計上のタイミングを決めるところ。たとえば、3月に商品を売ってサービスを提供したのに、代金の入金が翌4月になる場合でも、発生主義では売った3月に収益を計上します。お金がいつ入ってくるかは関係なく、稼ぐ活動が完了した期に収益を帰属させるのです。費用も同じで、サービスを受けたり消費したりした期に、支払いの時期に関係なく計上します。なぜこの考え方が大切なのでしょうか。それは、各会計期間の本当の儲け(期間損益)を正しく計算するためです。もし現金の動きだけで損益を測ると、たまたま入金や支払いがその期に集中しただけで利益が大きくぶれてしまい、その期の本当の経営成績が分からなくなります。発生主義なら、その期に行われた経済活動と、それに対応する費用・収益がきちんとひもづくので、適正な期間損益計算ができるのです。だから発生主義は会計の基礎となる重要な原則とされます。対比されるのが「現金主義」です。これは現金を受け取った時に収益、現金を支払った時に費用を認識する考え方で、家計簿のように分かりやすい反面、期間損益を正しく示せません。また「費用収益対応の原則」(収益とそれに貢献した費用を対応させる考え方)とは別の原則なので、発生主義=経済的事実の発生時点で認識する、という核心を取り違えないようにしましょう。

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