診断士に戻る
財務・会計難易度:

中小企業診断士 一問一答財務・会計 第387問

問題

ROEをデュポン分析で分解した3つの要素はどれか?

選択肢

  1. 1売上高利益率×総資産回転率×財務レバレッジ
  2. 2売上高利益率×自己資本比率×配当性向
  3. 3営業利益率×総資産回転率×負債比率
  4. 4粗利率×販管費率×税率

正解

1. 売上高利益率×総資産回転率×財務レバレッジ

詳しい解説を見る

解説

ROE(自己資本利益率)をデュポン分析で分解すると、「売上高利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ」の3つの要素になります。ROEとは『当期純利益 ÷ 自己資本』で、株主が出したお金を使ってどれだけ効率よく利益を生んだかを示す、株主にとって最重要の指標です。デュポン分析は、このROEを3つの掛け算に分解することで、「なぜROEが高い(低い)のか」その理由を突き止める手法です。式で見ると、ROE =(当期純利益 ÷ 売上高)×(売上高 ÷ 総資産)×(総資産 ÷ 自己資本)と書けます。途中の売上高と総資産がそれぞれ約分されて、結局は当期純利益 ÷ 自己資本=ROEに戻る、というのがカラクリです。3つの要素の意味を押さえましょう。1つ目の「売上高利益率(当期純利益÷売上高)」は、売上からどれだけ利益を残せるかという収益性。2つ目の「総資産回転率(売上高÷総資産)」は、資産をどれだけ効率よく使って売上を生んだかという効率性(資産活用度)。3つ目の「財務レバレッジ(総資産÷自己資本)」は、自己資本の何倍の資産を動かしているか、つまり借入をどれだけ活用しているかというてこ(レバレッジ)の度合いです。この分解により、ROEが高い会社でも「利益率で稼ぐタイプ」なのか「回転率で稼ぐタイプ」なのか「借入を効かせているタイプ」なのかが見分けられます。収益性・効率性・レバレッジの3つの視点で会社の稼ぐ構造を分析できる、これがデュポン分析の威力です。配当性向や税率などを含む他の選択肢の組み合わせは正しい分解ではないので注意しましょう。

中小企業診断士トップ

一問一答・予想問題・まとめノート

財務・会計の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格では中小企業診断士の全7097問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。中小企業診断士は7科目すべてで6割を取る戦略が王道です。