問題
選択肢
- 1間接法
- 2直接法
- 3簡便法
- 4原価法
正解
1. 間接法
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解説
営業活動によるキャッシュフローを、税引前当期純利益を出発点にして調整していく表示方法を「間接法」といいます。間接法という名前は、現金の動きを直接たどるのではなく、損益計算書の利益から逆算して「間接的に」キャッシュフローを求めることに由来します。具体的な流れはこうです。まず損益計算書の「税引前当期純利益」からスタートします。ただし、この利益の中には現金の動きを伴わない費用や、利益とお金のズレを生む項目が混ざっています。そこでそれらを足し引きして調整していきます。代表的なのが、減価償却費や引当金繰入などの「非資金費用」。これらは費用として利益を減らしていますが現金は出ていないので、利益に足し戻します。さらに、売掛金や棚卸資産、買掛金といった「運転資本の増減」も調整します。たとえば売掛金が増えれば、売上は計上されても現金がまだ入っていないということなので、その分を差し引く、といった具合です。こうして利益とキャッシュのズレを順番に埋めていき、最終的に営業活動によるキャッシュフローを算出します。間接法は実務で最も多く採用されている方法です。理由は、損益計算書からスタートできて作成が比較的容易なことと、利益とキャッシュフローの差がどこから生じたか(なぜ黒字なのにお金がないのか、など)が見えやすいことにあります。対比される「直接法」は、営業収入や仕入支出など主要な取引ごとに現金の出入りを総額で表示する方法で、こちらは税引前当期純利益ではなく営業収入から始まります。出発点が利益なら間接法、現金収入なら直接法、と見分けましょう。「簡便法」「原価法」はここでは無関係な用語です。
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