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財務・会計難易度:

中小企業診断士 一問一答財務・会計 第400問

問題

外貨建金銭債権債務の決算時の換算方法として、原則的な方法はどれか?

選択肢

  1. 1決算時の為替レート(CR)で換算
  2. 2取得時の為替レート(HR)で換算
  3. 3期中平均レート(AR)で換算
  4. 4換算しない

正解

1. 決算時の為替レート(CR)で換算

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解説

外貨建ての金銭債権・債務を決算時に円に換算するとき、原則となる方法は「決算時の為替レート(CR:Current Rate)で換算する」ことです。少し言葉を整理しましょう。外貨建ての金銭債権・債務とは、ドルやユーロなど外国通貨で金額が決まっている、お金にまつわる債権と債務のこと。具体的には、外貨建ての売掛金・買掛金、貸付金・借入金、外貨預金などが当てはまります。これらは外貨で金額が固定されているため、為替レートが動くと円換算額が変わってしまいます。そこで決算のたびに、その時点の最新レート、つまり決算日の為替レート(CR)で換算し直すのが原則です。なぜ決算時のレートを使うのでしょうか。これらの債権・債務は、いずれ決済される時点では決済時のレートで実際に円に変わります。だから決算日時点でも、その時の相場で評価し直すのが実態に近い、という考え方です。換算し直した結果、帳簿上の金額と差が出れば、その差額は「為替差損益(為替差益または為替差損)」として当期の損益に計上します。たとえば期中に1ドル100円で計上した売掛金が、決算日に1ドル110円(円安)になっていれば、円換算額が増えるので為替差益が生じる、という具合です。区別しておきたいのは、何でもかんでも決算時レートで換算するわけではない点です。建物や土地、棚卸資産といった非貨幣性の項目は、原則として取得時の為替レート(HR:Historical Rate)のまま据え置きます。動くのはあくまで「お金に直接かかわる債権・債務(貨幣性項目)」だけ、と覚えましょう。期中平均レート(AR)は主に収益・費用の換算などで使われるもので、金銭債権債務の決算時換算の原則ではありません。貨幣性項目は決算日のCRで洗い替え、というのがポイントです。

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