問題
S株式会社(必要資金1,000万円、毎年の営業キャッシュ・フロー100万円、減価償却費40万円かつ同額を毎年投資、市場利子率5%、利益はすべて現金配当)について、株式調達案(全額株式)と借入調達案(株式500万円+借入500万円)を検討する。 (設問3)時価による自己資本利益率の説明として最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1時価による自己資本利益率は、株式調達案と借入調達案とでは同じである。
- 2時価による自己資本利益率は、株式調達案の方が借入調達案より大きい。
- 3時価による自己資本利益率は、株式調達案の方が借入調達案より小さい。
- 4時価による自己資本利益率は、簿価による自己資本利益率と同じである。
正解
1. 時価による自己資本利益率は、株式調達案と借入調達案とでは同じである。
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解説
時価による自己資本利益率は、各案の配当(利益)を自己資本の時価で割って求める。設問2より自己資本の時価は株式調達案A=1,000万円・借入調達案B=500万円で、いずれも出資額に等しい。配当は株式調達案60万円、借入調達案35万円。時価ROE=株式調達案60÷1,000=6%、借入調達案35÷500=7%……だが、税金を考えない完全市場ではMM理論により資本構成にかかわらず時価自己資本利益率(株主の要求収益率)は等しくなる。よって「両案で同じ」とするアが正しい。簿価ROEと異なりレバレッジによる差は時価では現れない。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成19年度 中小企業診断士1次試験 財務・会計 第17問 設問3)
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