問題
S株式会社(必要資金1,000万円、毎年の営業キャッシュ・フロー100万円、減価償却費40万円かつ同額を毎年投資、市場利子率5%、利益はすべて現金配当)について、株式調達案(全額株式)と借入調達案(株式500万円+借入500万円)を検討する。 (設問4)前記合意事項に加えて、法人税率を40%と仮定するとき、企業価値について、文中の空欄CおよびDに入る最も適切な数値の組み合わせはどれか(単位:万円。C=株式調達案の企業価値、D=借入調達案の企業価値)。
選択肢
- 1C:600 D:300
- 2C:600 D:600
- 3C:900 D:600
- 4C:900 D:1,100
正解
4. C:900 D:1,100
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解説
MM理論(法人税あり)では、負債利用による節税効果(タックス・シールド)の分だけ、借入を行う企業の価値が高まる。企業価値=無負債企業価値+負債×法人税率。株式調達案(無負債)の企業価値Cは税引後の永続キャッシュ・フローを資本コストで割り引いた値となり、C=900万円。借入調達案では、これに負債500万円×税率40%=200万円の節税効果が加わり、D=900+200=1,100万円となる。よってC:900・D:1,100のエが正しい。負債利用が企業価値を高めるというMM修正命題の典型例である。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成19年度 中小企業診断士1次試験 財務・会計 第17問 設問4)
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