診断士に戻る
企業経営理論難易度: 標準2007年度

中小企業診断士 過去問企業経営理論 第10問

問題

発展している新興の産業分野を見ると、業界独特の機会が存在しており、それを活用することによって企業は他社を上回る業績をあげることができる。そのような業界の機会に関する説明として、最も不適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1業界の発展の初期段階で先行する企業は、競合する他社よりも早く累積生産量を積み増すことができるので、コスト優位よりも製品の差別化を追求できる。
  2. 2新興市場の不確実性が高い場合、後続企業は新規分野への参入の意思決定を遅らせて、ビジネスの機会が確実になるとただちに量産体制を整えて市場に参入すれば、先発企業に比べてコスト優位を発揮できる可能性が高くなる。
  3. 3成功に結びつく経営資源を業界に知れ渡る前に入手することによって、持続可能な競争優位を獲得して、模倣に対する障壁を築くことができる。
  4. 4先行企業が特許取得によって得られる利益機会は、早期投資に見合う収益が不確実である場合、必ずしも大きくなるとはいえない。

正解

1. 業界の発展の初期段階で先行する企業は、競合する他社よりも早く累積生産量を積み増すことができるので、コスト優位よりも製品の差別化を追求できる。

詳しい解説を見る

解説

業界初期に先行する企業は累積生産量を早く積み増せるため経験曲線効果によりコスト優位を追求しやすくなる。アは先行による効果を「コスト優位よりも製品の差別化」と結論づけており、累積生産量の積み増しがもたらす効果の説明として最も不適切。イは後続企業が不確実性低下を待って量産参入することでコスト優位を得る可能性、ウは希少資源を早期に入手して模倣障壁を築く点、エは特許取得の利益機会が早期投資の収益不確実性により必ずしも大きくならない点で、いずれも業界機会の説明として適切である。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成19年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第10問)

中小企業診断士トップ

一問一答・予想問題・まとめノート

企業経営理論の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格では中小企業診断士の全7073問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。中小企業診断士は7科目すべてで6割を取る戦略が王道です。