問題
組織における個人のモチベーションに影響を与える内的要因として欲求理論がある。欲求理論に関する記述として最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1アルダファーが提唱したERG理論は、欲求を存在欲求・関係性欲求・成長欲求の3つの次元に分類し、低次の欲求が満たされないと高次の欲求はモチベーション要因とはならないと主張した。
- 2ハーズバーグが主張した2要因論によれば、動機づけ要因と衛生要因には高い相関関係があり、衛生要因を充足しなければモチベーションは起こらないという。
- 3マグレガーは、管理者が部下に対して持つ人間観の理念型として、X理論・Y理論を提唱し、Y理論に従うと、部下を意思決定に参加させる方が仕事への意欲が高まるとした。
- 4マクレランドは、欲求を達成欲求・権力欲求・親和欲求に分類し、達成欲求の高い従業員が優れた管理職になると主張した。
- 5マズローが主張した欲求階層説によれば、自己実現など上位の欲求のほうが、モチベーション要因として強く作用するという。
正解
3. マグレガーは、管理者が部下に対して持つ人間観の理念型として、X理論・Y理論を提唱し、Y理論に従うと、部下を意思決定に参加させる方が仕事への意欲が高まるとした。
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解説
マグレガーは人間を怠惰とみるX理論と、自律的で責任を求めるとみるY理論を提示し、Y理論に基づけば部下を意思決定に参加させることで仕事への意欲が高まるとした。ウが適切。アはERG理論が複数欲求の同時作用や高次欲求が満たされない場合の低次欲求への退行を認める点でマズロー型の前提を否定しており「低次が満たされないと高次が機能しない」は誤り。イは動機づけ要因と衛生要因は独立であり相関関係は前提でないため誤り。エは達成欲求の高い者が必ずしも優れた管理職になるとは限らず誤り。オはマズローでは未充足の最低次欲求が強く作用するため「上位欲求のほうが強く作用する」は誤りである。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成19年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第15問)
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