問題
動機づけの過程理論と呼ばれるものには、目標設定理論(goal-setting theory)や公平理論(equity theory)、期待理論(expectancy theory)などがある。これらの理論に関する記述として最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1期待理論によると、ある努力をした結果高い成果が生まれたにもかかわらず、低い報酬しか得られなかった場合、従業員は報酬の誘意性に関する主観確率を高く見積もる傾向がある。
- 2公平理論によると、時間給制度のもとで、過大な報酬をもらっていると感じている従業員は、公平な報酬を得ている従業員と比較して生産量を減らそうとする。
- 3公平理論によると、出来高給制度の下では、過大な報酬をもらっていると感じている従業員は、公平な報酬を得ている従業員と比較して生産量を低く抑え、品質を高くするよう努力する。
- 4目標設定理論によると、従業員が目標の設定に参加した場合のほうが、目標が与えられた場合と比べ、高い業績を達成すると考えられる。
- 5目標設定理論によると、従業員により困難な目標を与えたほうが、高い業績を生むと期待される。
正解
3. 公平理論によると、出来高給制度の下では、過大な報酬をもらっていると感じている従業員は、公平な報酬を得ている従業員と比較して生産量を低く抑え、品質を高くするよう努力する。
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解説
公平理論では過大報酬の不公平を感じた従業員は不均衡を是正しようとする。出来高給制度の下では生産量を増やすと過大報酬がさらに拡大するため、量を抑えつつ品質を高めて投入を増やし均衡を回復しようとする。ウが適切。アは高成果に低報酬という不一致は誘意性の主観確率を高く見積もらせるとは言えず誤り。イは時間給では過大報酬を感じると生産量をむしろ増やして均衡を図るため「減らそうとする」は誤り。エとオは目標設定理論の妥当な命題ではあるが、最も適切な記述として整理上はウが選ばれる。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成19年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第17問)
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