問題
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 企業の規模や経営戦略、環境条件などさまざまな要因によって、組織が処理すべき情報の量や質が異なるため、それに応じて異なる組織構造をデザインする必要がある。 (設問2) 事業部制組織に関する記述として、最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1事業部制組織では、各事業部は独立採算のプロフィットセンターとして管理されるために、複数の事業部にまたがる統合的な製品の開発などは遅れがちになる。
- 2事業部制組織では、各事業部を評価する統一的な基準がないために、本社機構のオーバーヘッドコストが高くなる傾向がある。
- 3事業部制組織では、本社と事業部の間に擬似的な資本市場が存在することになり、一般に各事業部の限界利益率に応じて予算配分が行われる。
- 4事業部制組織は、複数の製品−市場分野に進出している企業で採用される傾向が高く、事業部間の高度な連携をとることが容易になる。
- 5事業部制組織は、本社の情報処理負担が軽減されるとともに、事業戦略に関する権限が本社に集中するために、事業部の再編成や既存事業の融合を通じた新規事業を創造しやすくなる。
正解
1. 事業部制組織では、各事業部は独立採算のプロフィットセンターとして管理されるために、複数の事業部にまたがる統合的な製品の開発などは遅れがちになる。
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解説
事業部制組織は各事業部を独立採算のプロフィットセンターとして管理し、事業部ごとに自己完結的な運営を行うため、自部門の業績を優先しがちで、複数事業部にまたがる統合的な製品開発や横断的な協力は遅れやすい。アが適切。イは各事業部は利益という統一基準で評価できるため誤り。ウは予算配分は限界利益率に応じて機械的に行われるとは限らず誤り。エは事業部間の連携は取りにくくなるため「容易になる」は誤り。オは事業戦略の権限は各事業部に委譲され本社に集中しないため誤りである。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成20年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第11問 設問2)
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