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企業経営理論難易度: 標準2008年度

中小企業診断士 過去問|企業経営理論 第3問

問題

次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 企業の規模や経営戦略、環境条件などさまざまな要因によって、組織が処理すべき情報の量や質が異なるため、それに応じて異なる組織構造をデザインする必要がある。 (設問3) 機能部門−事業部門からなる恒常的なマトリックス組織に関する記述として、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1マトリックス組織が有効に機能するためには、複数の命令系統に柔軟に対応し、コンフリクトを創造的に解決する組織文化の裏付けが必要である。
  2. 2マトリックス組織では、機能マネジャーと事業マネジャーが同じ内容の権限を持つので、従業員は1人の上司の管理下におかれ高いストレスを感じる。
  3. 3マトリックス組織では、主要な権限を委譲された事業マネジャーと機能マネジャーのコンフリクトが発生しやすいので、トップマネジメントの情報処理負担は大きくなる。
  4. 4マトリックス組織は、環境変化の速い複数の非関連事業に多角化した企業が、複数の事業部にまたがる横断的調整機能を導入したものである。
  5. 5マトリックス組織は、現場での事業感覚が重要である組織に導入すると事業活動を制約してしまうため、主に本社機構に導入される傾向がある。

正解

1. マトリックス組織が有効に機能するためには、複数の命令系統に柔軟に対応し、コンフリクトを創造的に解決する組織文化の裏付けが必要である。

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解説

マトリックス組織は機能と事業の二つの軸で従業員が二人の上司に従うツーボス・システムであり、命令系統の重複に起因するコンフリクトが避けられない。これを有効に機能させるには、複数の命令系統に柔軟に対応し対立を創造的に解決する組織文化が不可欠であり、アが適切。イは「1人の上司の管理下」は誤りで二人の上司に従う点が特徴。ウは権限の重複でコンフリクトは現場で生じ調整するもので、トップの情報処理負担増を本質とするのは不正確。エは関連事業での横断調整に用いられ「非関連事業」は誤り。オは現場の事業組織に導入されるもので「主に本社機構」は誤りである。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成20年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第11問 設問3)

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