問題
宿泊者に応じた上質のサービスで知られるある旅館では、若女将が前面に立って従業員に教育を行っている。必ずしも旅館業界での経験があったわけではないが、他業界での経験なども生かして、経営に取り組んでいる。その成果は顧客の再訪の多さとなって現れている。この若女将の行っていることとして、最も不適切なものはどれか。
選択肢
- 1過去の膨大なサービス対応事例をまとめた詳細なマニュアルを作成して、従業員が暗記するまで徹底して指導している。
- 2顧客重視に関する旅館の理念を記載したカードを就業中所持させている。
- 3顧客の好みについて従業員の気づいたことを、携帯端末を使って、なるべく即時に入力して、それを顧客データベースに統合し、全員で情報を共有している。
- 4宿泊業界に限らず優秀なサービス提供企業を、従業員に見つけ出させて、それを実際に体験する研修会を行っている。
- 5朝礼のときに、前日のトラブルとその解決に関する情報や、良い判断をした従業員の対応について、話している。
正解
1. 過去の膨大なサービス対応事例をまとめた詳細なマニュアルを作成して、従業員が暗記するまで徹底して指導している。
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解説
上質のサービスは顧客一人ひとりに応じた柔軟で個別的な対応により実現され、現場での気づきや判断、情報共有、自律的な学習が重要となる。イの理念カードの携帯、ウの顧客情報の即時共有、エのベンチマーキング型研修、オの朝礼での事例共有は、いずれもサービス品質の向上と従業員の主体性を促す取り組みで適切。アは膨大な事例マニュアルを暗記させ徹底指導するもので、画一的・受動的な対応を招き、顧客に応じた臨機応変なサービスを阻害しかねず最も不適切である。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成20年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第27問)
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