問題
次の消費決定に関する文章中の空欄AおよびBに当てはまる最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。 恒常所得仮説では、 A は消費の拡大に影響を与えないと考える。また、ライフサイクル仮説では生涯所得の増加が消費の拡大に寄与するとされる。さらに、消費習慣仮説では、現在の消費は過去に到達した生活水準に依存すると考え、所得が落ち込んだとしても消費は即座に減少しない。これを B 効果と呼ぶ。
選択肢
- 1A:1回限りの減税の実施 B:ラチェット
- 2A:月給の増加 B:スルツキー
- 3A:恒久減税の実施 B:デモンストレーション
- 4A:宝くじの賞金獲得 B:ヴェブレン
正解
1. A:1回限りの減税の実施 B:ラチェット
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解説
恒常所得仮説(フリードマン)では、消費は一時的な変動所得ではなく、長期的に得られると見込まれる恒常所得に依存すると考える。したがって、1回限りの減税や宝くじの賞金獲得のような一時的・変動的な所得は恒常所得を変化させず、消費の拡大に影響を与えない。 空欄Aの選択肢のうち、月給の増加や恒久減税は恒常所得を増やすため消費に影響を与えるが、「1回限りの減税の実施」は変動所得であり消費を拡大させない。したがってAには「1回限りの減税の実施」が入る。 空欄Bの消費習慣仮説(デューゼンベリー)では、過去に到達した生活水準が消費の下方硬直性をもたらし、所得が減っても消費が即座に下がらない。この効果をラチェット(歯止め)効果と呼ぶ。したがって正解はアである。 (出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成21年度 中小企業診断士1次試験 経済学・経済政策 第9問)
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