問題
各事業者の効率化の度合いを相対的に評価し、効率的な事業者を基準に、非効率的な事業者に対して適正な目標値まで効率化を進めるよう促す競争原理の考え方がある。この考え方は、規制下に置かれた産業への競争促進策として、これまで活用されてきた。この競争原理を表す言葉として最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1クリームスキミング
- 2モラルハザード
- 3ヤードスティック
- 4レントシーキング
正解
3. ヤードスティック
詳しい解説を見る解説を閉じる
解説
ヤードスティック競争(標準競争・基準競争)とは、地域独占などで直接の競争が働きにくい規制産業において、複数の事業者の効率性を相対的に比較し、効率的な事業者の水準(ヤードスティック=物差し)を基準として非効率な事業者に効率化を促す仕組みである。電力・ガス・鉄道などの規制料金の査定に用いられてきた。本問の説明と一致するため、正解はウである。 アのクリームスキミングは、採算性の高い顧客層だけを選んで参入する「いいとこ取り」の行動を指す。イのモラルハザードは、情報の非対称性のもとで監視が及ばないことを利用して当事者が注意を怠る問題。エのレントシーキングは、企業などが政府の規制や許認可によって生じる超過利潤(レント)を獲得しようとして非生産的な働きかけを行う行動を指し、いずれも本問の趣旨と異なる。 (出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成21年度 中小企業診断士1次試験 経済学・経済政策 第12問)
中小企業診断士トップ
一問一答・予想問題・まとめノート