問題
企業はヒット商品を連続して生みだそうと努力するが、なかなか期待したような成果をあげることができないでいることが多い。そのような困難と関連する事情について説明する記述として最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1主力商品を生み出した技術分野に経営資源が重点的に配分されるほど、企業はその技術分野に磨きをかけることができるが、技術の幅が狭くなるので、製品開発能力は消失する。
- 2製品開発チームに部門をまたいで社内能力を動員しそれらを統合する権限を与えることができれば、自社の固有技術を活かした製品開発を押し進めるうえで有効である。
- 3他社がまねのできない独自技術を開発するには、概して特定技術への長期的な投資が必要であるため、市場の短期的な変化に柔軟に対応するための商品開発ができなくなる。
- 4独自な技術で生み出された商品が後発商品と価格競争をしつつ市場を拡大するようになると、顧客ニーズが硬直化するので、その市場への新商品の投入はすべて無効になる。
正解
2. 製品開発チームに部門をまたいで社内能力を動員しそれらを統合する権限を与えることができれば、自社の固有技術を活かした製品開発を押し進めるうえで有効である。
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解説
イは、部門横断的に社内能力を動員・統合する権限をもつ重量級プロダクトマネジャー型の開発チームが、自社固有技術を活かした製品開発に有効であるという組織論的に妥当な記述で、最も適切。アは資源集中で「製品開発能力は消失する」と断定する点が極端。ウは長期投資ゆえに短期変化への対応が「できなくなる」と決めつける点で言い過ぎ。エは新商品投入が「すべて無効になる」とする点で誤り。極端な断定を含むア・ウ・エは不適切。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成21年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第7問)
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