問題
ホスピタリティ産業やサービス産業などの企業では、顧客の多様な要求に迅速に応じる必要があり、従業員へのエンパワーメントが進んでいる。このような組織は、「逆ピラミッド」型組織といわれることもある。このような組織における管理に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
選択肢
- 1従業員が業務遂行に必要なスキルや知識を定期的に確認し、行動実践に移すことができているか評価する。
- 2従業員に自分で判断し行動する権限を与え、上司はコーチとして従業員を信頼するとともに、支援していく役割を担う。
- 3従業員には複雑なマニュアルではなく、顧客へのサービス哲学や組織の価値観を象徴する単純なメッセージを共有させる。
- 4従業員満足度調査の中で、上司のリーダーシップやキャリア開発への支援のあり方を部下が評価し、それを上司に直接提出させる。
- 5専門部門の垣根を越えてチームとして顧客に接するような組織文化を構築するために、従業員相互のコミュニケーションを促進する。
正解
4. 従業員満足度調査の中で、上司のリーダーシップやキャリア開発への支援のあり方を部下が評価し、それを上司に直接提出させる。
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解説
逆ピラミッド型組織は、顧客接点の現場従業員を最上位に置き、上司は彼らを支援する立場となるエンパワーメント型組織である。権限委譲とコーチング(イ)、サービス哲学・価値観の共有(ウ)、スキルの確認・評価(ア)、チームとしての協働を促す文化(オ)はいずれも適切。エは部下による上司評価(多面評価)の趣旨自体は妥当だが、それを「上司に直接提出させる」と、評価される本人に直接提出させることになり、率直な評価を阻害し制度の意義を損なうため、管理として最も不適切。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成21年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第14問)
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