問題
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 規模の大小にかかわらず閉塞感に苛まれている成熟した事業を展開している企業では、優れた人材の持つ能力を制約したり破壊するような組織内環境をつくってしまう可能性がある。こうした組織を、人材の持つ専門能力やエネルギーを組織の力として効果的に統合するように変革を進めていくためには、個々の従業員のコンピテンシーを開発するとともに、その力を組織へ統合し、維持していかなければならない。こうした組織変革のプロセスに関する下記の設問に答えよ。 (設問1) 組織における個人のコンピテンシーを高め、自発的に職務にコミットさせるようにするためのプロセスとして、最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1管理者は、部下のコンピテンシーの状態を絶えず評価し、彼らがミスを犯さないようにプロセスをチェックしていく。
- 2現場の従業員に経営資源を活用する権限を移譲し、自己規律に基づくエンパワーメントをしていく。
- 3個人の自発的コミットメントを引き出すために、従業員の賃金のベースアップ率を高くする。
- 4従業員個人の職務を明確に規定し、どの職務を担っても処遇に差が生じないよう、一律の賃金体系を導入する。
- 5同僚や高い評価を受けている従業員に対して不公平感を感じないようにするため、従業員相互で評価についての比較をさせないようにする。
正解
2. 現場の従業員に経営資源を活用する権限を移譲し、自己規律に基づくエンパワーメントをしていく。
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解説
個人のコンピテンシーを高め自発的なコミットメントを引き出すには、現場従業員に経営資源を活用する権限を委譲し、自己規律に基づいて主体的に行動できるようにするエンパワーメントが有効であり、イが最も適切。アは管理者がミスを防ぐためプロセスを絶えずチェックする統制的姿勢で自発性を損なう。ウの一律のベースアップやエの処遇に差が生じない一律賃金は、個人の努力や成果と結びつかず自発的コミットメントを高めない。オの比較の禁止も動機づけにつながらない。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成21年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第15問 設問1)
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