問題
次の文中の空欄に入る最も適切なものを下記の解答群から選べ。 証券取引所に新規に上場申請する会社が、上場申請日から上場日の前日までの期間に行う株式の公募または売出し(以下「上場前の公募等」という。)の価格(以下「公開価格」という。)の決定については証券取引所の定める方法で行わなければならない。 証券取引所は、その規則で、上場前の公募等を行う場合には【 】か競争入札による公募等のいずれかの手続きを行わなければならないと定めている。 このうち、【 】とは、新規上場申請会社および引受証券会社が、その申請会社の財政状態および経営成績、ならびに、有価証券の投資に係る専門知識および経験を有する者の意見等を総合的に勘案した公開価格に係る仮条件を決定し、それをもとに投資者からの需要状況を調査する手続きである。公開価格は、【 】により把握した投資者の需要状況に基づき、上場日までの期間における株式相場の変動により発生し得る危険および需要見通しを総合的に勘案して決定される。
選択肢
- 1比例配分方式
- 2ブック・ビルディング
- 3マーケット・メイク
- 4類似会社比準方式
正解
2. ブック・ビルディング
詳しい解説を見る解説を閉じる
解説
ブック・ビルディング方式(需要積み上げ方式)は、新規上場時に発行会社・引受証券会社が機関投資家など投資の専門知識を有する者の意見を踏まえて「仮条件」(価格レンジ)を決定し、投資家から需要申告を受けて、その需要状況に基づき公開価格を決める方式です。文中の説明(仮条件決定、需要状況の調査、投資者の需要見通し勘案)と完全に一致するため、イが最も適切です。アの比例配分方式は申込株数に応じた配分方法、ウのマーケット・メイク制度は気配値表示による流動性提供制度(IPOの価格決定方式ではない)、エの類似会社比準方式は他の類似上場会社のPER・PBR等を基準にする評価方法で、現在のIPO価格決定の主流ではありません。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成21年度 中小企業診断士1次試験 経営法務第17問)
中小企業診断士トップ
一問一答・予想問題・まとめノート