問題
次の文中の下線部の原因について、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 一般にサービスの価格も需要と供給の関係において決まるが、中小企業庁「サービスの生産性向上に関する実態調査(2007年11月)」によると、回答企業の約2社に1社が自社の提供するサービスの品質や価値が価格に対して「あまり反映されていない」あるいは「まったく反映されていない」と回答している。サービスの品質や価値が価格に反映できていない原因については、「価格競争の激化」をあげる企業が最も多いが、対消費者サービスと、対事業所サービスでは異なる点も見られる。 〔解答群〕
選択肢
- 1対消費者サービスにおいては「業界の慣行や慣例による制約」をあげる企業が多いのに対し、対事業所サービスでは「業界の慣行や慣例による制約」をあげる企業は少ない。
- 2対消費者サービスにおいては「景気の低迷」をあげる企業が多いのに対し、対事業所サービスでは「取引先の一方的な価格要求」をあげる企業が多い。
- 3対消費者サービスにおいては「需要の減少」をあげる企業が多いのに対し、対事業所サービスでは「法律、規制等の制約」をあげる企業が多い。
- 4対消費者サービスにおいては「品質と価格は関係ない」とする企業が多いのに対し、対事業所サービスでは「契約内容のあいまいさ」をあげる企業が多い。
正解
2. 対消費者サービスにおいては「景気の低迷」をあげる企業が多いのに対し、対事業所サービスでは「取引先の一方的な価格要求」をあげる企業が多い。
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解説
中小企業庁「サービスの生産性向上に関する実態調査(2007年11月)」を引用した2008年版中小企業白書によれば、品質や価値が価格に反映されない原因として全体では「価格競争の激化」が最多であるが、サービスの提供先によって特徴が分かれる。不特定多数の消費者を相手にする対消費者サービスでは需要を左右する「景気の低迷」が、特定の企業と継続取引を行う対事業所サービスでは「取引先の一方的な価格要求」が相対的に多くあげられる。これは取引構造の違いを反映したもので、イが適切。ア・ウ・エの組み合わせは調査結果と整合しない。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成21年度 中小企業診断士1次試験 中小企業経営・中小企業政策 第3問)
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