問題
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 機械部品製造を手がける中小企業者の X 氏は、今後の経営の参考にするため自社の収益力の水準を知りたいと考え、中小企業診断士 Y 氏に相談した。 X 氏:「直近の決算書を見ると、当社の売上高経常利益率は3.1%でした。製造業で見た場合、当社の収益水準は低いのでしょうか。」 Y 氏:「景気変動もあり、単純な比較は難しいのですが、財務省の法人企業統計年報によれば、2006年の資本金1億円以下または従業員300人以下で製造業を営む中小企業の売上高経常利益率の中央値は A %ですから、これと比較すると御社の収益力は B といえます。」 X 氏:「製造業を営む大企業の売上高経常利益率は、どの程度ですか。」 Y 氏:「同じく財務省の法人企業統計年報によれば、2006年の製造業を営む大企業の売上高経常利益率の中央値は C %となっています。」 (設問1) 会話の中の空欄A〜Cに入る最も適切なものの組み合わせはどれか。
選択肢
- 1A:1.7 B:高い C:3.5
- 2A:2.2 B:高い C:4.7
- 3A:3.5 B:低い C:5.2
- 4A:4.1 B:低い C:6.8
- 5A:5.3 B:低い C:7.1
正解
2. A:2.2 B:高い C:4.7
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解説
財務省「法人企業統計年報」を用いた2008年版中小企業白書の分析では、2006年の製造業中小企業(資本金1億円以下等)の売上高経常利益率の中央値は約2.2%であった。X 氏の自社は3.1%であるため、中小企業の中央値2.2%を上回り収益力は「高い」と評価できる(B=高い)。一方、製造業大企業の中央値は約4.7%であり、大企業のほうが高い水準にある(C=4.7)。したがってA=2.2、B=高い、C=4.7の組み合わせのイが正解。大企業と中小企業の収益力格差が読み取れる設問である。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成21年度 中小企業診断士1次試験 中小企業経営・中小企業政策 第7問 設問1)
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