問題
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 わが国の製造業は、し烈化するグローバル競争に対応するため、積極的に海外での生産活動を含めた事業展開を加速している。しかしながら、海外生産が拡大しているものの、国内生産が一方的に縮小しているわけではない。経済産業省「工場立地動向調査」を見ても、日本国内における工場立地は、2002年に調査開始以来の最低水準を記録した後は回復基調で推移しており、2007年には件数・面積とも2002年の2倍以上の水準となっている。わが国の製造業は、海外生産拠点での生産を拡大する一方で、それぞれの優位性を勘案しながら、国内生産拠点の維持・拡大も行っているのが実情である。 (設問1) 文中の下線部について、海外生産拠点に対する国内生産拠点の一般的な優位性として、最も不適切なものはどれか。
選択肢
- 1開発と生産現場の一体化により効率的な開発を行うことができる。
- 2若年労働力を活用することによりコスト競争力を発揮できる。
- 3製造技術のノウハウ流出を防ぐことができる。
- 4素形材産業の集積や熟練工を活用することができる。
正解
2. 若年労働力を活用することによりコスト競争力を発揮できる。
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解説
国内生産拠点の海外に対する一般的な優位性としては、開発部門と生産現場が近接し擦り合わせを密にできること(ア)、製造技術やノウハウの社外流出を防ぎやすいこと(ウ)、鋳造・鍛造など素形材産業の集積や熟練技能者を活用できること(エ)などがあげられる。一方、「若年労働力を活用することによりコスト競争力を発揮できる」(イ)のは、賃金が低く若年人口の豊富な海外(新興国)生産拠点の優位性であり、少子高齢化が進み人件費の高い国内拠点の優位性としては最も不適切である。したがって正解はイ。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成21年度 中小企業診断士1次試験 中小企業経営・中小企業政策 第9問 設問1)
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