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経済学・経済政策難易度: 2010年度

中小企業診断士 過去問経済学・経済政策 第2問

問題

財政に関する下記の設問に答えよ。 (設問2) 一般政府の債務残高の増加に関する説明として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。 a 債務残高の累増に伴い、消費の拡大と貨幣需要の増加という資産効果が作用し、利子率の上昇が生じる。 b 債務残高の累増に伴い、消費の拡大と貨幣需要の減少という資産効果が作用し、利子率の低下が生じる。 c 債務残高を一定とした場合、名目経済成長率が利子率を上回れば、債務残高の対名目GDP比は低下する。 d 債務残高を一定とした場合、利子率が名目経済成長率を上回れば、債務残高の対名目GDP比は低下する。

選択肢

  1. 1aとc
  2. 2aとd
  3. 3bとc
  4. 4bとd

正解

1. aとc

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解説

本問はマクロ経済学における国債発行の資産効果と、債務残高対GDP比の動学(ドーマー条件)を問うている。 aは正しい。国債発行に伴って家計の保有金融資産(債務残高に対応するストック)が累増すると、資産効果によって消費が拡大し、それに伴って取引動機の貨幣需要も増加する。LM曲線が左上方にシフトするため、利子率は上昇する。bはこれと逆の説明をしており誤り。 cは正しい。債務残高対名目GDP比の動学はおおむね「比率の変化 ≒ 利子率 − 名目経済成長率 − 基礎的財政収支対GDP比」で表され(ドーマー条件)、債務残高を一定とした場合、名目経済成長率が利子率を上回れば分母(GDP)の成長で対GDP比は低下する。dはこれと逆で誤り。 したがって正しい組み合わせはaとc、すなわちアが正解である。 (出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成22年度 中小企業診断士1次試験 経済学・経済政策 第3問 設問2)

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