診断士に戻る
経済学・経済政策難易度:

中小企業診断士 一問一答経済学・経済政策 第334問

問題

所得が1単位増加したときに消費がどれだけ増加するかを示す値を何というか?

選択肢

  1. 1限界消費性向
  2. 2平均消費性向
  3. 3乗数
  4. 4加速度係数

正解

1. 限界消費性向

詳しい解説を見る

解説

所得が1単位(たとえば1万円)増えたときに、そのうちどれだけを消費に回すかを示す割合が限界消費性向(MPC)です。式で書くとMPC=ΔC÷ΔY、つまり消費の増分を所得の増分で割ったものになります。たとえば限界消費性向が0.8なら、所得が1万円増えたときに8千円を消費し、残り2千円を貯蓄に回す、という意味になります。人は増えた所得のすべてを使うわけではなく一部を貯蓄するので、限界消費性向は通常0と1の間の値をとります。 この値はマクロ経済の乗数効果を理解する上でとても重要です。限界消費性向が大きいほど、増えた所得が次々と消費に回って連鎖的に他の人の所得を生むため、最初の支出の波及効果が大きくなります。乗数の大きさは1÷(1−限界消費性向)で計算でき、MPCが0.8なら乗数は5にもなります。混同しやすい平均消費性向は所得全体に占める消費の割合(C÷Y)で、「増えた分のうち」を見る限界消費性向とは別物です。乗数は支出が所得を何倍にするかの倍率そのもの、加速度係数は所得や消費の変化が投資をどれだけ誘発するかを示す概念で、いずれも限界消費性向とは異なります。

中小企業診断士トップ

一問一答・予想問題・まとめノート

経済学・経済政策の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格では中小企業診断士の全7097問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。中小企業診断士は7科目すべてで6割を取る戦略が王道です。