問題
次の文章の空欄に入る最も適切なものを下記の解答群から選べ。 原価計算制度において、原価とは、経営における一定の給付にかかわらせて、財貨または用役(以下「財貨」という。)の消費を把握し、貨幣価値的に表したものである。原価は、【 】に関して消費された経済価値であり、正常な状態における経営活動を前提として把握された価値の消費である。
選択肢
- 1財貨の生産
- 2財貨の生産、販売
- 3財貨の生産、販売および財務活動
- 4財貨の調達、生産
正解
2. 財貨の生産、販売
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解説
原価計算基準における「原価」の定義に関する問題である。 【原価計算基準(昭和37年企業会計審議会)における原価の本質】 「原価計算基準」第3項では、原価の本質について次のように規定する。 「原価とは、経営における一定の給付にかかわらせて、把握された財貨または用役(以下これを『財貨』という。)の消費を、貨幣価値的に表したものである。」 「原価は、経済価値の消費である。」 「原価は、経営において作り出された一定の給付に転嫁される価値であり、その給付にかかわらせて、把握されたものである。」 「原価は、経営目的に関連したものである。経営の目的は、一定の財貨を生産し販売することにあり、経営過程は、このための価値の消費と生成の過程である。原価は、かかる財貨の生産、販売に関して消費された経済価値であり、財務活動および異常な状態を原因とする価値の減少を含まない。」 「原価は、正常的なものである。」 【選択肢の判定】 原価計算基準では、「財貨の生産、販売に関して消費された経済価値」と明確に規定されており、財務活動(支払利息など)は原価に含めない。 ア(財貨の生産):「販売」が欠けている。 イ(財貨の生産、販売):正しい。 ウ(財貨の生産、販売および財務活動):「財務活動」は原価に含まれないため誤り。 エ(財貨の調達、生産):「調達」「販売」を欠くため不適切。 したがってイが正解。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成22年度 中小企業診断士1次試験 財務・会計 第7問)
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