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財務・会計難易度: 標準2010年度

中小企業診断士 過去問|財務・会計 第20問

問題

E社では、創業以来のオーナー経営者が引退することとなり事業承継のあり方を検討していたが、オーナー経営者の後継者として適当な人材がいなかった。そこで、M&Aを活用し外部の有能な経営者に事業を承継させたいと考えた。このような場合において、友好的なM&Aを行う上でふさわしいと考えられる手段として、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1MBI
  2. 2MBO
  3. 3TOB
  4. 4ホワイトナイト

正解

1. MBI

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解説

M&A(企業の合併・買収)における各種手法の理解を問う問題である。 【各M&A手法の定義】 ア(MBI:Management Buy-In):「外部の」経営者・経営チームが、買収対象企業を買収して経営を引き継ぐM&A手法。買収後、新しい経営陣がその企業の経営を主導する。 イ(MBO:Management Buy-Out):「現在の経営陣」が自社の株式を買い取って、企業のオーナーシップを取得するM&A手法。事業承継というよりは、現経営陣が支配権を維持・強化する手法。 ウ(TOB:Take-Over Bid):株式公開買付。証券取引所外で、市場価格を上回る価格で株主から株式を買い集める手法。敵対的TOBもあれば友好的TOBもある。本問の「外部の有能な経営者に承継させる」目的とは直接対応しない。 エ(ホワイトナイト):敵対的買収を仕掛けられた企業が、友好的な第三者(救世主)に買収してもらう手法。「友好的M&A」というより「敵対的買収への対抗策」である。 【本問の状況】 E社のオーナー経営者が引退し、社内に後継者がいないため、「外部の有能な経営者に事業を承継させたい」という状況。これは典型的なMBI(Management Buy-In)のケースに該当する。 【各選択肢の判定】 ア(MBI):外部の経営者が買収して経営を引き継ぐ。本問の状況にぴったり該当。正しい。 イ(MBO):現経営陣が買収するため、後継者問題の解決にはならない(オーナー経営者が引退するだけで、社内に後継者がいない設定)。誤り。 ウ(TOB):手法としては可能だが、「外部経営者への承継」を直接表す手法ではない。誤り。 エ(ホワイトナイト):敵対的買収への対抗策であり、本問の事業承継の文脈には合わない。誤り。 したがってMBIが最も適切。よってアが正解。 【補足】 中小企業の事業承継においては、近年MBI(外部経営者による承継)やM&A(第三者承継)が増加している。後継者不足の解決策として注目されている。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成22年度 中小企業診断士1次試験 財務・会計 第20問)

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一問一答・予想問題・まとめノート

前の問題

財務・会計 第19問

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企業経営理論 第1問

財務・会計の関連問題

  • 第1問

    安全性分析に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • 第2問

    A社は設備投資(取得原価2,000万円、耐用年数5年、定額法、残存価額ゼロ)を検討中。年間売上増加3,000万円、年間費用増加(減価償却費除く)2,200万円、法人税率30%の場合、年間税引後キャッシュ・フローとして最も適切なものはどれか。

  • 第3問

    A社の当期の損益データ:売上高5,000万円、売上原価3,500万円、販管費1,000万円、受取利息20万円、支払利息80万円、固定資産売却益50万円、減損損失200万円。税引前当期純利益として最も適切なものはどれか。

  • 第4問

    収益認識に関する会計基準における「履行義務の充足」について、一定の期間にわたり充足される履行義務の要件として最も適切でないものはどれか。

  • 第5問

    株式指標に関する記述として、最も適切なものはどれか。

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一問一答・予想問題・まとめノート

用語解説辞典

7科目の重要用語553語を解説

まとめノート

7科目を穴埋め2,070問で網羅

試験概要

受験者数・合格率・1次試験の構成