問題
次の文章の空欄AとBに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 業績連動型の配当政策をとった場合、毎期の【A】は比較的安定するが1株当たり配当額の変動が大きくなる。また、【B】はROEと【A】を掛け合わせたものであり、資本効率と利益還元政策のバランスを見る1つの指標である。
選択肢
- 1A:株主資本配当率 B:内部成長率
- 2A:配当性向 B:株主資本配当率
- 3A:配当性向 B:内部成長率
- 4A:配当利回り B:株主資本配当率
- 5A:配当利回り B:内部成長率
正解
2. A:配当性向 B:株主資本配当率
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解説
配当政策における各種指標の関係を問う問題である。 【配当政策の指標】 ・配当性向=1株あたり配当額÷1株あたり当期純利益=配当金÷当期純利益 業績連動型配当政策(配当性向一定の政策)では、配当性向は安定するが、利益の変動に応じて配当額(1株あたり配当額)が変動する。 ・株主資本配当率(DOE:Dividend on Equity)=配当金÷株主資本=1株あたり配当金÷1株あたり純資産 ・配当利回り=1株あたり配当金÷株価 ・ROE(自己資本利益率)=当期純利益÷株主資本 【DOEの分解】 DOE=配当金÷株主資本 =(配当金÷当期純利益)×(当期純利益÷株主資本) =配当性向×ROE したがって、DOE(株主資本配当率)はROEと配当性向の積として表され、「資本効率(ROE)」と「利益還元政策(配当性向)」のバランスを示す指標となる。 【空欄の判定】 【A】:業績連動型配当政策(配当性向一定)では「配当性向」が安定する。 【B】:ROEと配当性向(=A)を掛け合わせたものは「株主資本配当率」(DOE)である。 したがって、A:配当性向、B:株主資本配当率。よってイが正解。 【内部成長率について】 内部成長率=ROE×(1−配当性向)=ROE×内部留保率 これは利益を内部留保する比率と資本効率を掛けたもので、企業の自己成長可能率を表す。本問の式とは異なるため誤り。よってイが正解。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成22年度 中小企業診断士1次試験 財務・会計 第19問)
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